2024/11/23 14:03 |
[PR] |
2011/11/12 01:46 |
バーン=ブレイク家 |
バーン=ブレイク家は資産家であり、またその由緒も古く、「島のケルト」時代に遡ると自負している。その実態は、新天地を求めてハイバーンランド島に流れ着いた、グノーシス主義オフィス派の末裔氏族の一柱である。先住島民らを教化し、ドルイドとして纏め上げた。そしてケルト信仰を隠れ蓑としてグノーシス教義を守っていった。彼らは自らをいつしか「Homer(ホーマ…アブラクサスの前身組織)」となのり、イギリスという、グノーシス主義国家の建設と繁栄に暗躍し続けた。
古来から有力構成氏族のなかにあって、バーン=ブレイク家は代々神霊の世界とこの世界を繋ぐ「光の蛇の門・裂け目」のための「鎧」たる家系とされている。いつか到来する「光の蛇」のための存在であり、アブラクサスはその存続に気が遠くなるほど長い間心血を注いでいる。
キリスト教がヒベルニアまで押し寄せたとき、「先例の訓戒に基づき」これを排斥するのではなく、表面上改宗する振る舞いをすることで取り込むという選択をとり、その教義を守る。
ヴァイキングを撃退したブライアン・ボルーは、ユリシーズ内ではその後暗殺されていない。
しかし、ヒベルニアの上王制度(公帝制の元となったヒベルニア伝統の政体制度)に反発し、ブリフナ王ティアノン・オロークと対戦していたダーマット・マクマロウがイングランド王ヘンリー2世に助けを求め、これに呼応するかたちで、ヘンリー2世がヒベルニアに侵攻した際に、島の教義も暴露された。ローマ教皇はヒベルニアに十字軍を派遣するようヘンリー2世に要請し、再三にわたり対立するが、上王ロデリック・オコーナーによってことごとく退けられた。最早カトリックに対して隠す必要がなくなったため、アイルランドの意思決定機関「Homer」は、ロデリック王の名のもとにヒベルニアをハイバーンランドと改めて一国家として独立宣言するに至る。以後、イングランドとハイバーンランドは対立するが、イングランドは内乱によりほとんどいハイバーンランドに手を出せず、ハイバーンランドはひそかにイングランドに諜報員クックを送り、「来るべき日」を待った。そして、離婚問題と領土問題に悩むヘンリー8世に国教会という「知恵(グノーシス)」を与え、エリザベス女王でもってその地盤を盤石にし、その知恵を持って「大英公国」まで発展させた。
ヘンリー8世がクック一族に王室専属家庭教師の地位を与えると、本国ハイバーンランドと連絡を取り、「光の蛇の門」…バーン=ブレイク家を創り上げ、これに上王の指名権を与え、バーン=ブレイクは上王の地位をヘンリー8世に与えた。
以後、代々、バーン=ブレイク家当主は「メグメル伯爵(The Earl of Meghmeall)」を踏襲するようになる。ちなみに、次期当主はハイバーランド本国においてアブラクサスによって教育され、こちらは「レアリー子爵(The Visconut Laoghaire)」を代々名乗ることになっている。
作中では最終的に、ショウがメグメル伯爵、タカシがレアリー子爵という爵位を保持していることになる。
その影響力はイギリス公帝に対して強く、ユリシーズ界内におけるアイルランドことハイバーンランドは彼らのおかげでほぼ傷つくことなく現在にいたっている。
バーン=ブレイク家の当主は家系ではなく、アブラクサスによって選出される個人が引き継ぎ、常に次期当主と当主を養子縁組させることで優秀な人材を輩出し続けている。これに終止符が打たれたのはイングラム以降であるが、これは彼らの聖典「ジャバル・アッタ―リフ文書」にイングラムの血筋から光の蛇が現れるという記述に従ったまでであり伝統を失ったわけではない。
バーン=ブレイク家の大紋章
ヘルメット▼ヘルメットではなく、人間の瞳
クレスト▼機械時計
マント▼マントではなく樹木
クラウン▼ハイクロス
コンパートメント▼シャムロック
モットー▼「我々は考える、我々は何者か」
縦の形▼卵型
マーシャリング▼互いの尾を飲み込む二匹の蛇が絡みつく黄金の林檎
サポーター▼グリフォン
彩色▼ブルーとブラックとホワイト(銀)
バーン=ブレイク家のエンブレム
互いの尾を飲み込む二匹の蛇が絡まる黄金のリンゴ、背景は人間の瞳があしらわれた機械時計
PR
- トラックバックURLはこちら