忍者ブログ

"U"LYSSES-Eu編-

オリジナルストーリー『"U"LYSSES』前編の作品紹介。
RECENT ENTRY RECENT COMMENT

2024/05/20
23:16
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2011/09/26
01:01
諏訪タマキ



英語表記 Tamaki Suwa
日本表記 諏訪 環

*生年月日 2045年08月15日/獅子座
*(アブラクサスによって情報操作された可能性有)

■登場作品■
EUCHRONICLE/サハラ黙示録
EUPHOLIA/伝導書翰

 デイモン・リンゼイ・バーン=ブレイクの先妻で、ヒュー・諏訪・バーン=ブレイクの母。

 ケンブリッジ大学で素粒子天体学を専攻する優秀な研究者で、LHC(大型ハドロン衝突型加速器)による国際リニアコライダー計画の一つ、「ナミブ・プロジェクト」の責任者。デイモンが父・イングラムに言われるがまま結婚した女性。デイモンなりに彼女を愛そうとしたが、彼女もまたデイモンの父同様、彼を種馬としか見做していなかった。それでも、生まれたヒューには(一種異常な、崇拝に近い)愛情を示した。


 彼女自身は故郷日本で起きた大正富士大噴火で記憶喪失の孤児になり、アブラクサスの幹部の養女となった背景がある。諏訪タマキという名も、養子縁組された時に与えられた名で、本名ではない。徹底したグノーシス主義の教育を受けており、理想的な信者として育った。計画のためならば命も人生も惜しまない。息子はアブラクサスの科学力を結集させた人工授精と遺伝子操作の傑作であり、息子ではなく、「蛇の遣族」=信仰対象として彼に接していた。

 デイモンを唯一セカンドネームにちなんだ「リンジー」と呼ぶ。これは、デイモンの母であるリンゼイ・ジョイス・ラクスネスの身の回りの世話を彼女が担当しており、学問上の師でもあった。彼女のことを組織から見放された「愚か者」として認識していた彼女にとって、同じく母親の思想に影響を受けているデイモンを同類と蔑視しているところから来ている。

 だが、夫であるデイモンの絶え間ない愛情は、彼女の心の中に変化を起こしていたらしく、その感情=愛情に怯えていた。

 高梨レンの本名が「明石谷」であると知ると、自身でも理解できない謎の発作が起きたり、またイングラムを惑わす人間として何かとレンのことを生理的にも毛嫌いしている。イングラムの危篤の時には飛びかかり絞め殺そうとさえした(無論デイモンをはじめ周囲の人間に止められた)。

 ナミブ大爆発にて、息子・ヒューの目前で命を落とす。

 その死の間際、己の本名と記憶を思い出した可能性が高い。彼女の死の真相と、遺言を思い出すことが息子、ヒューが科学者となる動機となった。
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら